試験開腹手術の後、そのまま入院して抗がん剤治療と放射線治療を行いました。
当初の予定では、1クール目の抗がん剤治療が終われば退院予定でしたが、想定していたよりも副作用がひどく、そのまま入院生活続行。
-
-
抗がん剤(TC療法)&放射線治療の記録。効果は?副作用は?
母の抗がん剤治療と放射線治療について、効果&副作用と共に記録します。 抗がん剤治療(TC療法)の内容 母が行った抗がん剤治療は、TC療法というものです。 パクリタキセルとカルボプラチンという二つの抗が ...
続きを見る
結局2か月間(66日)病院でお世話になることとなりました。
この記事では、2か月間の入院生活で役に立ったもの&母が喜んだものについてまとめました。
入院中に役立ったもの&母が喜んだもの
Kindle&Amazonプライム
入院中の暇つぶしになるかな、と思い、私が持っていたKindle Fireを母に貸しました。
私はプライム会員なので、映画を何本かダウンロードして渡しました。

Amazonプライムで映画をダウンロード
一応気をつかって、コメディや感動ものやほっこりするもの、冒険もの等をチョイスしました。
渡して数日後、「2時間近く見続けるのはしんどい」とのことで、それからは短い番組をダウンロードするようにしました。
「孤独のグルメ」とか「おとな旅あるき旅」とか。
抗がん剤治療が始まってからは、動画を見られるような状況ではなかったので、あまり活躍はできませんでしたが…
開腹手術後、抗がん剤治療が始まるまでの短い時間だけですが、楽しむことはできたようです。
ダウンロードの注意点
・ダウンロード可能本数は25本
・ダウンロードした動画は30日間保存可能
・一度視聴を始めたら48時間以内に見終わらないといけない
30日の保存の期限を切れたり、48時間以内に視聴できなかったとしても、再度インターネットに繋いでダウンロードし直せばOKです。
病院にはWi-Fi環境がなかったので、近くのセブンイレブンに行き、セブンスポットを利用して動画の入れ替えを行っていました。
Amazonプライムに登録していると、何かと便利ですよ。送料無料ですし。
興味のある方はコチラからどうぞ。
プライム会員になると端末も安く購入できます。
私は、5,000円程度で買いました。
作務衣(病衣のかわりに)
病院で用意されている病衣(パジャマ)が、味気ないとのことで作務衣を用意しました
入院が長くなると分かったタイミングで、母から「作務衣が欲しい」と言われましたが、季節は10月です。
店頭には、作務衣なんて並んでいませんでしたので、Amazonや楽天で探して購入。
とても母に似合っていました。

作務衣姿の母

作務衣姿の母
母も、「色んな人に、”その作務衣素敵ね”って言われるんよ~」と喜んでいました。
裏起毛の作務衣も販売されていますが、病院内は空調が効いているので、真冬でも裏起毛のものは暑すぎると思います。
綿100%のものをお勧めします。
洗い替えのために、合計3着用意しましたが、洗濯のことを考えると3着あって正解でした。
ユニクロのダウンベスト
病院の売店や喫茶店に行くとき、家族を病院の玄関まで見送りに行くときなど、ちょっとした外出の際に、羽織るものが欲しいということで、ユニクロのダウンベストを購入しました。
作務衣がゆったりしているので、袖があるタイプだとゴワゴワしそう、とのことでベストタイプにしました。
入院中はもちろん、退院後も部屋の中で大活躍でした。
暖かいし、軽いので冬場は一枚あると便利かと思います。
となりのトトロのタオルハンカチ
母はジブリが好きで、中でもトトロが大好きでした。
入院中、手を拭いたり口を拭いたりするのに使ったら、少しは気分が上がるかな、と思って購入しました。
とても喜んでもらえました。入院中は、ほとんど毎日のように使ってくれていたと思います。
今思えば、ちょっとした移動用に、トトロの小さなカバンも買ってあげればよかったです。
きっと、ものすごい喜んで、たくさん使ってくれたと思います。
となりのトトロのラインスタンプ
母が入院する直前に、ガラケーからスマホに変えていたので、トトロのラインスタンプをプレゼントしました。
LINE Storeより画像お借りしました。
これも、とっても喜んで、たくさん使っていました。
家族でグループラインを作って、毎日ささいなやり取りをしていました。
他の人がこのトトロのスタンプを使っているのを見ると、母を思い出して懐かしく、そして少しだけ寂しい気持ちになります。
手作りの料理
病棟には、レンジとトースター、簡易なキッチンがありました。
週末になると、妹がルクエ(レンジで使える蒸し器)とカットした野菜や豆腐を持ち込んで、蒸し野菜を作ってくれたり、すりおろしりんごを作ったりしてくれました。
母は、病院の食事があまり口に合わなかったので、手作りの食事はとても喜んでくれました。
注意ポイント
入院中、食事制限されている方もいると思うので、食べたり飲んだりするものに関しては、医師や看護師に相談してからの方がよいと思います。
母の場合、腸閉塞に影響のあるもの(食物繊維が多いもの、脂っこいものなど)以外は、特に制限がなかったので、持ち込んでいました。
パウチの水
抗がん剤治療の副作用がひどいときは、体を起こすことすらままならない状態でした。
もちろん、コップを持つこともできません。
そこで役にたったのが、パウチに入ったお水です。
こういうパウチに入った水だと、横になったままでも飲みやすいですし、500mlのペットボトルより軽いため負担が小さく、とても便利でした。
抗がん剤治療の副作用からか、普段飲んでいたものがまずく感じるようになったそうで、何種類か購入し、気に入ったものを飲んでもらっていました。
紙コップ
抗がん剤の副作用が強く出るまでは、持参したコップを使っていたのですが、毎回洗いに行くのがしんどいこと、カップの匂いが気になることから、紙コップを使うようになりました。
ほんの少しでも気分転換になればいいな、と思い、普通の白いコップではなく、カラフルな模様が入っているものや、イラストが入っているものなど、何種類か用意しました。
来客時にも使えますしね。
100円ショップでも、たくさんの種類の紙コップが売られていました。
以上です。
これから入院生活が始まる方、家族が入院している方に、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。