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腹膜にある多数のがん、あとは手術の後遺症もあると思いますが、母は腸閉塞(イレウス)を起こしかけていました。




腸閉塞(イレウスとは)

 

医師から聞いた内容をもとに、簡単に説明します。

 

腸閉塞(イレウス)とは、腸(小腸、大腸)がふさがってしまい、食物や消化液が腸を通過できなくなる状態をいいます。

 

通常は、腸を通って肛門まで行き、便として排出されます。

口から入ってお尻から出る、という自然な流れですね。

 

腸閉塞が起こると、この出口がふさがれることになります。

必要な栄養素をとった残り、つまり体にとっては不要なものが体内に残り続けてしまう状態になります。

 

症状としては、お腹の張りや、吐き気・嘔吐があります。また、腹部の激痛が起こることもあります。

場合によっては、命に関わる腹膜炎を併発することもあるそうです。

 

腸閉塞は、めちゃくちゃ怖い病状です。

 

結腸にステントを留置し、劇的に改善

 

母は、「いつ腸閉塞が起こってもおかしくない」という状態でした。

 

「人口肛門」や「いろう」も選択肢にあがっていたそうですが、消化器内科の医師が「結腸にステントを留置してはどうか」という提案を、主治医(産婦人科)にしてくれたそうです。

 

ステントとは、人体の管状の部分(血管、気管、食道、十二指腸、大腸、胆道など)を管腔内部から広げる医療機器である。 多くの場合、金属でできた網目の筒状のもので、治療する部位に応じたものを用いる。

ステント – Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/ステント

 

こういうものです。

帝京大学医学部付属病院のHPよりお借りしました

 

腸を破ったりするリスクがなくはないが、「人工肛門」や「いろう」よりは、はるかに体に優しいだろう、とのことでした。

 

1クール目の抗がん剤治療が始まるまでに、ステント留置の処置はとられました。処置は、20分ほどで終わり痛みもなかったと母は言っていました。

 

ステントを留置後、大量の便が出たそうです。

便が出た後、母は「めちゃくちゃすっきりしたー!あんたにも見せたいぐらいやったわ!」と嬉しそうに報告してくれました。

 

ステントを入れても、排便を自分でコントロールできるか

 

腸を広げる、ということで、以下の不安がありました。

 

自分で排便をコントロールできるのか(言い方は悪いけれど、垂れ流し状態にならないか)

 

腸に入れるといっても、肛門まで開きっぱなしになる位置ではないので、コントロールは可能でした。

 

便が出そうだな?という感覚もあるようで、普段とおりに排便できていました。

 

いつの間にかステントが落ちた!?2回目の留置を実施。

 

2回目の抗がん剤治療のあと、効果を見るために腹部のCTの撮影を行いました。

 

そこで、「あれ!?入れたはずのステントがなくなってる!」ということが分かりました。

 

母も気がつかないうちに、便と一緒に出てしまっていたようです。

 

腸閉塞の危険性は、変わらずにあったので、すぐに2回目のステント留置の処置を受けました。

 

こちらは、お母さんが亡くなるまで腸の中にとどまってくれました。

 

ステント留置がうまくいき、こん睡状態におちいる直前まで、母は自力で排便することができました。