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お金・費用

【払戻しは申請必要!】限度額認定証を利用し複数の病院で入院した場合、合算される?

更新日:

がん患者の方や、家族の方は「限度額適用認定証」を利用されているかと思います。

こんな風に思っていませんか?

はてな

「限度額適用認定証」を利用していれば、限度額までしか払わなくって済むんでしょ?

ちょっと待ってください!!!

もしかしたら、余分にお金を払っているかもしれませんよ!

余分に払ったお金は、手続きをすれば戻ってきます。

限度額適用認定証を利用し、複数の医療機関で入院している方は、要注意です。

以下の条件を確認してみてください。

同じように、入院と外来どちらも利用されている方も注意が必要です。

詳しくはこちらの記事に書きました。

【払戻しは申請必要!】限度額認定証で入院と外来と薬局。合算して計算される?

以下の記事で、複数の医療機関で受診した場合について、書きました。 今回は、同じ病院で「入院」と「外来」と「薬局」それぞれで、費用負担した場合についてお話します。 「同じ病院だから、ちゃんと計算されてい ...

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前提:複数医療機関で入院した場合、自動的に合算されない

「限度額適用認定証」を使っていれば、一ヶ月に支払う自己負担額が「限度額まで!」と思っている方もいらっしゃるかと思います。

以下のパターンは、その考え方で問題ありません。

【対象の一ヶ月に、一つの医療機関にのみ入院しかしていない】

しかし、複数の病院で入院した場合は話が異なります。

具体例)

限度額:57,600円

A病院で入院し30,000円払いました。

同じ月にB病院で入院し、50,000円請求されました。

※A病院にもB病院にも限度額認定証を出しています。

限度額は57,600円なのに、合計80,000円(30,000+50,000)も支払っています。

理由は、自己負担額は、受診者別、医療機関別、入院・通院別で算出されているから、です。

複数の医療機関で受診しても合算して計算されない仕組みになっているのです。

マイナンバーを利用して、どうにかして欲しい。

しかし、この差額は手続きをすれば戻ってきます!

ただ、誰でも戻ってくるわけではありません。条件があります。

お金が戻ってくる人の条件

 

払い戻しの条件となるのは、以下です。

戻ってくる人のパターン

  1. 各病院での自己負担額が、21,000円以上
  2. 合算した金額が、限度額以上

対象となる期間は、一ヶ月間(1日~末日)です。

例えば、1月の場合は1月1日~1月31日が対象となります。2月1日に受診したり入院した費用は、2月分で別途計算されます。

具体例を書きます。

お金が戻ってくるパターン

限度額:57,600円

<自己負担金額>

1月2日~8日 A病院に入院 30,000円
1月15日~25日 B病院に入院 50,000円
1月分合計 A+B 80,000円

限度額を超えたお金:80,000-57,600円=22,400円

A病院もB病院も、自己負担金額が21,000円を超えています。

一か月分の合計額も限度額(57,600円)を超えていますので、22,400円は戻ってきます

お金が戻ってこないパターン

限度額:57,600円

<自己負担金額>

1月2日~8日 A病院に入院 19,000円
1月15日~25日 B病院に入院 50,000円
1月分合計 A+B 69,000円

限度額を超えたお金:69,000-57,600円=11,400円

A病院の自己負担額が21,000円を超えていませんので、AとBを合算することはできません

限度額を超えたお金(11,400円)は戻ってきません

なぜ21,000円以下だと合算できないのか、疑問ですが。現在はそういう制度になっています。

払い戻しの手続き

払い戻しの手続きは、以下の通りです。

払い戻しの手続き

  1. 加入している健康保険に問合せる
  2. 書類が送られてくる
  3. 書類に必要事項(医療費、銀行口座など)を記入し返送
  4. 指定して銀行口座に入金される

加入している健康保険組合によって、少し違いはあるかもしれませんが、ほとんど同じような流れになると思います。

ポイント

健康保険に問合せる際は、手元に保険証を用意しておきましょう。記号・番号を確認される可能性があります。

電話では、「限度額適用認定証を使っているが、複数の病院へ入院し合計額が限度額を超えている」と伝えればよいでしょう。

書類を送付してくれるはずですので、必要事項を記入し返送すればOKです。

書類は、書き損じやこれからも必要になる可能性を考え、多めに送ってもらうことをお勧めします。

しばらく経ってから、指定した銀行口座に健康保険組合から入金されます。母の場合は数ヶ月かかりました。

払い戻しの申請期限

治療を受けた翌月1日から2年以内となります。

2018年1月1日に治療を受けたとします。

翌月1日(2018年2月1日)から2年以内となるので、2020年2月1日が期限となります。

2年以上経過すると時効となり、申請できなくなるため、なるべく早く申請を行うことをおすすめします。

母の場合

私が、この仕組みに気がついたのは、母の死後でした。

母は、亡くなる直前の一ヶ月間に、二つの病院に入院をしていました。

母が入院していた病院

  • 神戸低侵襲がん医療センター(脳転移した腫瘍の治療のため)
  • 六甲病院(終末期を過ごすため緩和ケア病棟へ)

 

どちらも、限度額いっぱいの自己負担金を請求されました。

たまたま、どちらもクレジットカードで支払いができるというので、父に代わって私がカードで支払いました。

明細を見ていて、不思議に思ったんです。

限度額認定証を利用しているのに、なんで二つの病院の支払いの合計で、限度額の2倍支払っている?

色々調べ、申請したらお金が戻ってくるんじゃないか!?と分かり、すぐに健康保険組合に連絡をしました。

外来と入院でも自動的に合算されていないことが分かり、過去3ヶ月分について申請しました。

合計で、約10万円ほど戻ってきました

これ、知らなかったら丸々戻ってこない10万円です。

 

限度額認定証を利用し、複数の医療機関を利用している方へ

一度、領収書を確認してみてください。

もしかしたら、余分なお金を支払っているかもしれません。

 

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